前方不注意のＤＱＮ車に後部座席に突っ込まれて事故を起こした。
怪我は打撲だけで、そんなに痛くなかった。

車を出て警察に電話しようとしたとき、ＤＱＮが来て
「兄ちゃん、ちょっとこの事故、なかったことにしね？な？
組って知ってるか？痛い目見たくねーだろ？」

極道さん！？
絶句してるとどこかに電話しだして、これ見よがしに俺に近づいて
「あ、じいちゃんいる？ちょっと事故っちゃってさ。
ほら、素人になめられたら組の跡継ぎとしても」

組長さんの孫っすか！？
ガクブルで何も言えない俺に対し、ＤＱＮは得意満面。
「え？じいちゃんこっち来んの？」
もう冗談じゃなく逃げたい。

しばらくして黒塗り到着。
白髪にスーツの優しそうなおじいさんで、「アレ？」と思っていると、
「こぉの腐れ野郎が！人様に迷惑かけおいて、揉み消せだあ？
てめえが孫なんて反吐が出るわ！おらとっととこちらの方に謝らんかい！
ああ！？まだできねえのか！？土下座の一つもできんのかこの低脳があ！」

どこの極道漫画かと思った。
その後、土下座体勢でプルプルしてるＤＱＮを放置して、
元組長現ご隠居らしいおじいさんは超丁寧に対応してくれた。

同人的事件としては、警察が来るまでに、落としたバッグの中から
鬼i平i犯i科i帳の経歴や年表をまとめたお堅い同人誌を発見されて超感激された。

後日、「孫がご迷惑をおかけしました」
とお中元がきたので、お菓子と上のお堅い同人誌を同封して送ったら
速達でした感想が届いたりした。
本気でテンション高かった。

何はともあれ、お堅い同人誌の下に
女盗賊のピンク同人があったのがバレなくて良かった。

あやうく割り下吹くところだったぜ！

＞速達でした感想が届いたりした。
おじいちゃん組長ﾃﾗｶﾜｲｽ